ケアマネさんからの電話。
母が旅立ってから一月が経った。
少し落ち着いてきた。でも、寝る前の睡眠導入剤は手放せない。
ほんとに、睡魔が襲ってから電気を消すようにしている。
夕方、お世話になったケアマネさんから電話があった。
中国から、帰化した方であるが、母に特別な気持ちを寄せていて下さったようだ。
母と名前も似たところがあり、他人とは思えないと言われたことも。
母を可愛いと思っていてくれていて、訪問すると、必ず現れて、お話をしてくれたものだ。
母が亡くなった時、彼女は前日が当直だったからいなかった。
私も心残りだったが、仕方がない。
地方の風習で、葬儀の前に母を焼き場に連れてい。
あまりにサクサク進むので、扉を閉められたのが、ショックで、私は母を焼くなんていやだ!!!とと取り乱し、そのまま倒れ込んだ。
職員さんが、手配してくれた車いすで移動した。
待合室では、まるで魂の抜けた腑抜けのようになって過ごしていた。
終了の呼び出しがあり、歩けない私は、車いすで、母の遺骨を待った。
いざ、前に遺骨がやってきて、よろよろと立ち上がると、
とうとつに前に立っていた母の担当者が名乗ったのだ。
こうです。
はっとした。
名前がケアマネさんと同じだったから。。。
ポカーンとしている私たちに対して、彼が彼女の夫であると話し始めたのだ。
それからは、悲しみも忘れて、娘と主人で、遺骨の前で、驚きとうれしさと。。。安心感と。。。言葉では言い笑わせない。偶然???
何という縁がこの世にはあるのだろうか。
以前彼女の墓が、我が家の嫁ぎ先の墓地と同じであることにも非常に驚いたが、今回はそれにもまして、びっくりしてしまった。
それからは、不謹慎ではあるが、説明を受けながら、和気あいあいと?、孫も娘と交代で加わり、お骨を分骨の骨壺とに分けて入れた。
一つずつ丁寧に。