キレた。
キレた。いや、キレてしまった。
2か月ほど前から、母の看取り状態が続き、暑さもあり、今年、本格的に始めた家庭菜園もおろそかになってきてしまった。
それでも、ナス、キュウリ、トマト、しし唐など、夏野菜には困らなくて、成長するさまが楽しくていとおしくて、分からないなりに、せっせと水やりや肥料やってみたり世話をしてきた。
隣のおばあちゃんは何人も家族がいるが、相手にしてもらえないらしく、こちらの気配が分かるように夏でも真冬でも台風のときでさえ、こちら向きの窓を開けている。。
誰とも話したくなくて夜明かりもつけずに水やりするのだが それでも話しかけてくる迷惑おばあちゃん。
誰からにせよ暗闇から唐突に話しかけられたら、どんなに驚くかわかるだろうか。。。
こんばんは。だけなら、まだ我慢できたかもしれない。それからが長いのだ。
振りは、お母さん元気にしてる?
ハイ。元気にしています。
そう答えたら最後、自分の苦労話、自分の健康の事。自分の部屋だけエアコンがついていない愚痴。など、こちらに関係ないことをだらだらと話し始めるのだ。いつも同じ話をである。
こちらが、話を切ろうとしても、話をやめる気配はない。
そんな無駄話がえんえん30分は続くのだ。立ちっぱなしで、暑かろうが、私が蚊に刺されていようが、寒かろうが、雨が降っていようが、お構いなしである。
越してきた最初はさんざん嫌がらせもされたものだ。
それでも、後に越してきた弱みもあり、25年近く我慢してきた。
さすがに、あの夜はつかれはてていて、おもわず、
はなしかけないでくださいっ!!!!!!!
と、どなってしまった。若干の気まずさは残っているが、今はあれから話しかけられることはなく、清々している。我慢するだけが自分にとって良いことではないと知った経験である。